今日も元気にアホやってます

サメ好き、スケボー好き、カメラ好きの大人になりたい25歳

毎日8種類の薬を飲んでいた私が薬を止められた話

昨日、不注意が原因で前髪が燃えてチリチリになったので

不本意ながら前髪を切らざるを得なくなった、どうもひとみんです。

 

 

カタカナだらけのお薬手帳

 

昨日は精神科に通い始めた話をした。

当時の私は毎日8種類の薬を飲んでいた。

睡眠導入剤睡眠薬抗うつ剤、抗てんかん剤…。

普通、お薬手帳ってすぐ埋まらないはずだけど、

あっという間に私の手帳は、よく理解できないカタカナ用語の羅列で埋め尽くされた。

 

毎回処方される薬も変わる。

量も増える。

 

当然毎日ぼーっとしているし、

頭もスッキリしない。

それもそう。

抗うつ剤は緊張を和らげる。

てんかん剤は、自分を傷つけようとする激しい衝動を止める。

睡眠薬睡眠導入剤のせいでずっと眠い。 

  

悪化する症状

 

これだけ薬をたくさん飲んでいると、やっぱり身体に良くない。

副作用のせいなのかわからないけれど、

私は、以前の自分がどんな人だったのかを忘れてしまった。

 

幼い頃の記憶がうまく思い出せなかったり、

過去の思い出を掘り起こそうとしても、なぜかもやがかかったようになる。

 

そして、「昔の私って本当に私なのかな」という疑問さえも浮かぶようになる。

 

一種の記憶障害。

 

 

笑えなくなって、泣いてばかりだった。

 

多分、自分が不甲斐なかったからなんだろう。

社会に出たばかりで期待と希望で満ち溢れていたはずなのに、

使えなくなって、自分はなんてダメな人間なんだろうってずっと思っていた。

ずっと「ごめんなさい」って思っていた。

「消えちゃえ」って思っていた。

 

薬を飲んでいれば、良くなるだろうとたかをくくっていて

私の状態は全く安定しなかった。

 

あれだけ飲んでいてぼーっとしているのに

訳のわからない衝動にかられ、

怒りや悲しみの矛先が自分に向いた。

 

自分の身体なのにめちゃめちゃにした。

 

母と父は悲しそうに私を見ていた。

怒られたこともあった。

友達には泣かれた。

 

私の家族はみんな明るいはずなのに

私のせいで雰囲気がどんどん暗くなっていった。

 

負の無限ループ。

 

 

この状況から抜け出さなきゃって思った

 

今では全く薬を飲んでいない。

 

本当は、薬を飲むのは勝手に止めてはいけない。

徐々に量を減らすのが正しい。

私は、仕事を始めて毎食後に飲んでいたものが

1日1回になり、1週間に1回になりって感じで気付けば全く飲まなくなっていた。

  

多分、鬱から抜け出すには

太陽の光と自分を受け入れる勇気が必要だ。

 

全く外に出なかったら、

人間こんなに性格が暗くなって青白くなるんだね。

 

プライドが邪魔して、自分の弱い部分を見ないように目を背けてると

手痛いしっぺ返しが来るんだなって実感した。

 

無駄なプライドを捨てて、

「あーまったく自分ってそんなにデキた人間でもないしヒヨッコだ」

てやっと思えるくらいになった時に回復へ向かう用意ができた。

 

 

 

薬を飲むことは悪いことではないんだけれど

あんなにたくさん飲まなくてもよかったのかもしれないと思う。

 

無知は恐ろしい。

 

薬を処方されたら、できるだけ調べた方がいい。

それが自分が本当に必要としているものなのか知った方がいい。