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今日も元気にアホやってます

サメ好き、スケボー好き、カメラ好きの大人になりたい25歳

私ができなくなったこと

 

鬱になると、何事にもやる気がなくなるっていうのは有名な話。

 

 

私の場合は歌が歌えなくなった。

 

小さい頃は歌うことが大好きで、将来の夢はオペラ歌手と周りに言ってた。

 

大きくなってからは自分でギターを弾いて曲を作っていた。

コードに自分の言葉を乗せるだけで、それが自分の作品になった。

それは自分だけのもので、誰にも創り出せない世界で、私にとっては宝物のようなもの。

 

 

鬱になって、全部できなくなってしまった。

声が出なくなった。出せなくなったと言った方がいいかもしれない。

ギターは埃を被った。触ろうとも思わなくなった。

 

 

私は、鬱になる前に歌のコンクールで優勝した経験がある。

それが、どんなにマイノリティーなジャンルでも

一位になった経験は私にとても自信を与えていた。

 

だから、声が出せなくなって苦しかった。とてもとても。

 

 

 

他には笑うことを忘れた。

ずっと泣いていた。気づいたら涙が勝手にこぼれ落ちているなんて、ざらにあったり。

終いには、何故泣くのかすらも分からなくなってぼーっとしていた。

 

 

痛みも感じなくなった。

寒いとか暑いとかも分からなくなった。

 

感覚という感覚がなくなってしまったという感じ。

 

この時期は、やたらと本を読んだ。

絵本から哲学的なもの、鬱について書かれているまで、貪るように、何かに縋るように。

 

あとはずっとぼーっとしていた。

 

何かを生み出せなくなることは恐ろしい。

本を読んでいても生きている実感が湧かなかった。

笑えば誰かが一緒にわらってくれる。

歌えば誰か一人でもいい気分になってくれる。

 

家に引きこもって、限られた人としか接しなくなると

今まで当たり前にしていたこと、

それがどれだけ他人に影響を与えているのか忘れてしまう。

 

ここから、徐々にもう生きている意味はないかもしれないと思うようになっていった。